カンバン手法の目的は、チームでワークフローを整理し、ボトルネックを解消することにあるため、仕掛品に厳しい制限が設けられています。この制限は、カンバンボードの任意の列に入れることのできるタスクの数を定めるもので、これを設けることで、マルチタスクを減らし、チームメンバーの集中力と効率を維持することができます。
アジャイルスクラムの5つの主要ミーティング
各スプリント中にチームは5種類のアジャイルスクラムミーティングを行うことになりますが、通常はスプリントにつきそれぞれ1回のみとなりますのでご心配なく。以下では、それぞれのミーティングについて、実施のタイミング、参加者、ミーティングの目的などを説明します。こうした情報を押さえておけば、スムーズで効果的なスプリントをすぐに実践できるようになります。
スプリント計画
スクラムのスプリントを始める前に、スプリント計画ミーティングを行い、チームで目指す内容を決めます。このミーティングがスクラムミーティングの中でも時間をかけるべきもので、スプリントに含まれる1週間につき2時間程度の時間を割り当てるとよいでしょう (2週間のスプリントであれば、4時間程度の計画ミーティングが必要となります)。長いようにも感じますが、このミーティングはスプリント開始時に一回行えば十分です。
スプリント計画ミーティングの目的は単純で、スクラムチームが今回のスプリントで達成したいことを決め、利用可能なリソースを検討することです。その後、タスクの割り振りや期限の設定などを行い、スプリントの計画を立てていきます。メンバーの一人ひとりが割り当てられたタスクを詳細に理解できるようにしましょう。また、このミーティングには製品オーナーも招き、疑問を解消して期待値を設定してもらうとよいでしょう。
Lucidspark をオンラインスプリント計画に活用する方法をご覧ください。
スタンドアップ
アジャイルスクラムミーティングの中でも最も開催頻度が高く、スクラムスプリントの基礎となるミーティングです。短時間で要点をまとめるミーティングで、毎日行います。スタンドアップミーティングが終わるまでに、チームメンバーの一人ひとりが、昨日自分が達成したこと、今日達成することを明確に把握できるようにする必要があります。また、このミーティングはメンバーが直面している問題を提起する場でもあります。
日々のスタンドアップミーティングの時間は15分から30分程度と短いものの、各自がスピード感を持って業務に取り組み、他のメンバーとオープンにコミュニケーションを取るためには非常に効果的な方法です。毎日行うため、問題が発生次第対応することができ、スプリントをスケジュール通りに進める上でも有効です。
スプリントレビュー
各スプリントの終了時に行うミーティングで、製品オーナーや外部のステークホルダーに対して、チームが達成したことをアピールする機会となります。
このミーティングの目標はフィードバックの収集にあり、製品の新機能のデモを行う中で、製品オーナーなどのステークホルダーからの反応や評価を拾っていきます。アジャイル方法論の基盤はオープンかつ頻繁な対話にあります。チームがフィードバックを集めて記録し、その内容に対応して行動に移すことで、こうした対話をよりよい製品を生み出すための糧とすることができます。
フィードバックによっては、製品に関して追加の作業が必要となる場合もあります。こうした内容はバックログに追加し、次回のスプリントに含めることを検討します (ここではまず優先順位付けを行ます。フィードバックの内容は随時反映すべきですが、他のタスクの方が緊急性が高い場合は、後続のスプリントで対応するようにします)。
スプリントレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブ (振り返り) ミーティングも、レビューミーティングと同様に各スプリントの完了時に行います。レビューミーティングには製品オーナーなどのステークホルダーが参加しますが、振り返りミーティングはスクラムチーム主体で行うため、一般には外部の参加者は不要です。
Lucidspark をスプリントレトロスペクティブに使用する方法をご覧ください。