Lucid では、より効果的なチームの連携の実現を目指して、常に製品を改良し、ビジュアルコラボレーションの未来を築いています。チームが AI とリモートワークの台頭に取り組む現在、市場環境に対応し、より早く価値を提供するには、もっと優れた方法が必要になるはずです。
こうした背景を踏まえ、今回の Lucid ニュースでは、アジリティを高めるために設計された機能についてまとめました。
実際にアジャイル組織であるとの認識の下に業務を進めている場合でも、単にイテレーションを迅速に行う方法を必要としている場合でも、Lucid ならお役に立てます。アジャイル開発において重要なのは、従うフレームワークの種類ではなく、チームとしてどのように協力するかです。そして、アジャイル組織が成功するには次のような要素が不可欠であることが判明しています。
- コラボレーション : アジャイル組織には、コミュニケーションを伸ばしながらエンゲージメントを促進するための共有ビジュアルスペースが必要です。
- 方針の決定 : 仕事を視覚化し、フィードバックを集め、合意に達し、行動に移す方法も必要です。
- 明確さ : そしてもちろん、真のアジャイル組織には、依存関係を確認し、作業を計画し、ステークホルダーに進捗状況を報告するための明確な方法が必要となります。
ビジネスをアジャイル化する過程が進化する中で、ユーザーの皆様とともに私たちも進化し続けたいと考えています。チームがこれまで以上に協力し、足並みを揃え、作業の明確化を実現するのを支援する Lucid の最新の機能を詳しく見てみましょう。
チームレベルでの調整
アジャイルの初期段階では、チームレベル、具体的には、作業を行う個人と、チームとしてどのように連携するかに重点が置かれていました。しかし、リモートワークの増加に伴い、毎日のスタンドアップ、スプリント計画、バックログの改善、継続的な調整のためにチームが集まる方法を再考する必要が出てきました。
Lucid があれば、チームはビジュアルキャンバスに集まり、共同で計画を立て、優先順位を決定し、ライブでのやりとりの合間に調整を続けることができます。
具体的なやり方は次のとおりです。
チームスペースを作成
Lucid でチームスペースを作成すると、メンバーの勤務場所に関係なく、チームをまとめられます。チームスペースはアジャイルチームにオンライン上の「場所」を提供し、チームがこれまで使用していた物理的なチームルーム、小部屋、または戦略室に代わる多数の利点をオンラインで再現します。
フレームを使用すると、チーム憲章、作業合意、その他のリソースなどの成果物をチームスペースに格納して整理できます。埋め込みリンクを使用すると、他の Lucid 文書やプラットフォームの参照文書にリンクでき、チームメンバーは関連コンテンツを一か所で探せるようになります。

チームイベントを促進
Lucid を使えば、毎日のスタンドアップや振り返りなどのミーティングや繰り返しのチームイベントを簡単に実施できます。アジャイルの専門家の協力を得て設計されたカスタマイズ可能な新しいテンプレートが、各イベントを段階的にガイドします。
今すぐ試せる新テンプレート
これらは通常のテンプレートとは違い、それぞれキャンバス上に戦略的に配置されたクイックツールが含まれているため、肝心なときに必要なツールに簡単にアクセスできます。タイマーを開始したり、レーザーポインターを使用したり、Jira の課題をインポートしたり、各テンプレートから直接操作して、魅力的なイベントをシームレスに開催できます。
さらに、チームメンバーがプライベートモードでアイデア、質問、懸念事項を匿名で共有できるようにすることで、心理的安全性を実現できるようになりました。プライベートモードを有効にすると、付箋の作成者と新しく追加された付箋の内容は他の共同編集者には表示されません。プライベートモードセッションの終了時に、作成者を非表示にしたまま付箋の内容を公開してプライバシーを維持することができます。
スプリント計画とプロダクトバックログの絞り込みを効率化
アジャイルチームの作業の見積もりや優先順位付けの際においては、最悪の二択を迫られることがよくあります。他のメンバーとの協力や全員での参加が簡単にできない形で Jira や Azure DevOps (ADO) などの記録システムですべてを直接計画するか、ホワイトボード(本物またはオンライン版)を使って一緒にブレインストーミングと計画立案を行い、この計画を記録システムに戻すのに何時間も費やすかのどちらかです。
しかし、この両方の長所を兼ね備えた Lucid を使えば、チームでコラボレーションしながら、記録システムに直接リンクされた計画スペースを確保できます。
まず、ポーカープランニングスタイルのアプローチで、チームが各タスクに関連する労力のレベルを迅速かつ共同に見積もれるようにする新しいチーム見積もり機能を導入しました。プロジェクトの見積もり図形バンクを使用して、各チームメンバーはカードの下に見積値を非公開で入力できます。その後、結果を表示し、違った意見があれば話し合い、合意した見積もりを Lucid カードまたは Jira カードに適用できます。
行動に移す準備ができたら、Lucid キャンバス上の付箋を Jira または ADO インテグレーションカードに変換します。また、既存の Jira の課題と ADO 項目を Lucid キャンバスに直接インポートすることもできます。フィルタリングが改善され、Jira の課題の検索とインポートがこれまで以上に簡単になりました。JQL の使い方がわからなくても問題ありません。
注 : これらの新機能にアクセスする場合、ADO ユーザーは最新バージョンの Lucid Cards for Azure DevOps アプリをダウンロードする必要があります。
キャンバス上に Jira カードを配置したら、ダイナミックテーブルを使用してカードを整理できます。スプリントやステータスなど、必要な方法で動的テーブルをピボットします。双方向同期を使用すると、最新のデータが各ソースに反映されるので、どちらのプラットフォームでもプランを変更できます。

Lucid のデータに基づいた動的テーブルについてもっと詳しく
やり方をチェック - ja計画中に優先順位の議論が必要な場合 (追加のタスクを引き受ける余裕があるメンバーがいる場合など)、ビジュアルアクティビティを使用して、どのバックログ項目を対象にすべきかを共同で特定できます。各チームメンバーは影響と労力に基づいて Lucid カードを個別にランク付けできます。最後に、メンバーで集まって各めんばーがバックログ項目をどのようにランク付けしたかをすばやく確認し、このビジュアルを使用して有意義な議論を開始し、最終的に合意に達します。
スプリントが設定されたら、データに裏付けされたレポート図形を使ってチームの進捗状況と作業量を追跡します。ダイナミックテーブル内にワークロードトラッカー図形を作成し、ダイナミックテーブル、フレーム、またはタイムライン内に進捗バー図形を作成します。
プログラムレベルの計画
チームはそれぞれ個別に作業をするわけではありません。実際はそのまったく逆で、アジャイルチームには、他の多くのチームと連携して作業し、部門横断的な作業を計画し、依存関係を調整し、ステークホルダーに進捗状況を報告する手段が必要となります。
そうした全体像も考慮し、Lucid の最新機能は、チームの方向性決定だけでなく、組織全体の大規模なコラボレーションもサポートします。
こんな機能も使えます
大部屋プランニング
大部屋プランニング、四半期計画、PI 計画、呼び方はさまざまですが、Lucid には大人数のグループがシームレスな計画セッションを行うためのガイドとなるテンプレートが揃っています。各テンプレートには、議題、チーム名簿、メモ取り、小グループ作業用の構造化されたスペースが含まれます。
ぜひ試してみましょう
こうした大部屋プランニングセッションで重要な要素は、メンバー各自がブレインストーミングし、四半期または増分について計画を立てることです。ブレイクアウトボードは Lucid で最もよく使われる小グループ向けの機能の1つですが、ブレイクアウトボードを Lucid キャンバスに直接ドラッグすることで作業セッション内のメンバーと情報をより簡単に分離し、その後、より大きなグループに戻すことができるようになりました。
依存関係の視覚化は、これらの部門横断的な計画作業におけるリスクを軽減する上で非常に重要です。Lucid を使用して、Jira や Microsoft Azure DevOps から直接、依存関係データをリアルタイムで視覚化できるようになりました。さらに、新しい依存関係を Lucid でマッピングした後にデータを Jira や ADO に同期できるようになり、手動で計画を転送する必要がなくなりました。
次に、データに基づく Jira または ADO カードをタイムラインに直接追加して、依存関係がより計画の全体像にどのように適合するかを確認できます。

Lucid の依存関係マッピングインテグレーションをお試しください。
今すぐ実践作業を割り当てるときは、Lucid の計画文書にプロフィール図形を追加できます。Lucid キャンバス上で Lucid ユーザーを図形として視覚的に表現します。次に、どのバックログ項目に誰が取り組むかをチームで話し合う際に、プロフィール図形を Lucid カードや Jira カードにドロップして、作業の配分を視覚化します。また、プロフィール図形を使用してコメントスレッドを開始したり、チームメンバーと文書を共有したりすることもできます。
計画を立てたら、ビジュアルアクティビティで信任投票を実施し、チームの準備状況を評価し、潜在的なリスクを早期に特定できます。Lucid では投票を匿名にするオプションがあり、すべてのチームメンバーが心理的安全性を保ちながら率直なフィードバックを提供できます。
Lucid について
Lucid Software は、チームが将来を見据え、築くための支援に特化したビジュアルコラボレーションの先駆者でありリーダーです。その製品である Lucidchart、Lucidspark、Lucidscale を活用することで、チームはアイデア出しから実行に至るまで共通のビジョンを抱き、複雑な内容も分かりやすく理解できるビジュアル主体のコミュニケーションをあらゆる場所から実現できるようになります。Lucid は、Google、GE、NBC Universal などの顧客や、Fortune 500 企業の 99% を始めとする世界中の主要企業にサービスを提供しています。Lucid は、Google、Atlassian、Microsoft などの業界の主要企業と提携しており、創業以来、製品、事業内容と企業文化を称える各種の賞を多数受賞しています。詳細は lucid.co/ja を参照してください。